オオサカジン

  | 高槻市

新規登録ログインヘルプ


スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by オオサカジン運営事務局 at

2011年05月23日

大台ケ原トレッキング

ダッシュ大台ケ原トレッキング



引き続き、河原社長と行く大台ケ原バスツアー(下見)のお話ですニコニコ
大台ケ原東ルートスタートです
事務所を8:30に出発。大台ケ原の駐車場に到着したのが、11:30。約3時間かかりました。

実際に予定している時間より遅くなってしましましたが、大台ケ原登山口を12:00にスタート。

ちなみに、大台ケ原は、日本の屈指の雨が多い地帯らしいのです。雨
なぜ、多いのか知っていますか?
大台ヶ原は紀伊半島の南東に位置しており、熊野灘までわずか20キロメートル足らずの距離で、標高差1,500メートルの斜面を形成しています。 台風の時期には、太平洋の湿気をたくさん含んだ風が熊野灘からこの斜面を吹き上げられ、急速に冷やされて雲ができ、大雨を降らせるらしいのです。(吉野熊野国立公園 大台ケ原HPより)

社長からも、70%の確立で、雨の日が多いから、雨具だけは、絶対に忘れないように!と言われていたのですが・・・・・
この日は、晴天晴れ(暑いくらいでした。)
歩くことが極端に少ない私が、トレッキングに挑戦するという事に、大台ケ原の神様が、ちょっと・・・
助けてくれたのでしょうかニコニコ

まずは、日出ヶ岳を目指します!日出ヶ岳は、大台ケ原で一番標高(1694.9m)が高い場所です
ちなみに、三重県最高峰。


↑何度もいいますが、今から大台ケ原の頂上を目指します。


↑日出ヶ岳の直前までは、
ゆるい、歩きやすい道が続きます。時折、大台ケ原の主、会長のガイド付きというとても贅沢なツアーですちっ、ちっ、ちっ

歩き始めは、大体標高1000m。この1000mと言うのは、広葉樹と針葉樹が一緒に生息している場所なんです。

これから先、標高が上がっていくと、広葉樹は、見れなくなっていきます。
ちなみに、ここのヒノキは、原木だから、価値があると、会長は言います。



↑この幹は、トウヒです。トウヒは皮が甘いらしくシカやカモシカが、好んで食べるため、皮がはがれていくそうです。皮がはがれると、樹木の成長が悪くなります。
今では、保護するために、ネットが巻かれています。↓



さるのこしかけを発見!


尾鷲辻と日出ヶ岳の分かれ道。ここから、登りが続きます。とっこの地点で、会長が・・・・・・
何やら、地面を探り始めました。何をしているのかと聞くと・・・・・


昔、大台ケ原は、海底だったそうです。海底だったといっても、ピンとこないと思いますが、
一億数千年円前、大台ケ原は、海底にありました。大台ケ原は、ユーラシア大陸プレートと
海洋プレートのちょうど間の断層に位置しており、気が遠くなるような年月を経て、ユーラシアプレートの
下に、海洋プレートが沈み込み、隆起を繰り返し、数百万年前には、海から陸になっていたらしいです。
そのプレートの上に、『チャートや砂岩』があり、会長は、この『チャートや砂岩』を探していたようです。

『チャート』とは、海岸から数百メートル以上離れた外洋で、海に住む虫や珪藻などのプランクトンの殻が
集積してできた岩石で、『砂岩』は、砂粒が固まってできた岩石を言います。

この『チャートや砂岩』は、一億数千年前の大台ケ原が海底にあったという事を示す証になるものなんです。
そして、このチャートや砂岩の発掘により、大台ケ原が、数百万年前には、海から、陸になった
事を、調査研究で判明されています。

という事で、あわてて私達も、地面を探しますが・・・・・世紀の発見とは、行きませんでした泣き


この階段を上がりきると、日出ヶ岳山頂です!


ようやく到着です。スマイル


山頂からの景色です。運が良ければ、富士山が見れるらしいのですが・・・・
なかなか見えませんでした。


みなさん、これは何だか知っていますか?三角点と言うそうです。
三角点は、山の標高の高さの基準となるものらしく・・・・「へえーーー!」と触っていると
それを動かすとえらいことになるから、触ったら、アカン!と怒られてしまいました。

日差しがきつかったのですが、風が通って、とても気持ちがよかったです。
なーんだ!なんとかなるな!と思っていたら、まだまだ、半分にも達していないという事。
そして、到着時刻は、説明を聞きながらで、13:00。「おなかがすいたな」と思わず、
口にしてしまうと・・・・・まだまだです!お弁当は、このさきで!・・・・・

この続きは、また次回。









  


Posted by yuna at 18:05Comments(0)

2011年05月16日

大台ケ原トレッキング

大台ケ原トレッキング



『社長(河原)と行く、大台ケ原バスツアー』の下見に、奈良県大台ケ原に
行ってまいりました。
思い出せば・・・大学の時、会長に連れられ、大台ケ原を歩いたのが、最後です。
そして恥ずかしながら・・・この時から、自分の記憶の中で、1㎞以上を歩いたことがない!
そんな私が、全長約10㎞のトレッキングに挑戦です赤面

とにかく!歩きやすい靴でくるように!と、社長から言われていたのですが、
ただ今、仮住まい中の私にとって、歩きやすい靴は、デッキシューズしかなく・・・
まあいっか!という事で、デッキシューズで行ってきました。
これが・・・のちに、ちょっとつらい目にあってしまう要因になるのですが・・・。

当日参加スタッフは、社長・会長・私・新人の大楠くんと植松さんの5人です。

今回のコースは→駐車場→日出ヶ岳→正木ヶ原→牛石ヶ原→牛ヶ原→大蛇嵓(だいじゃぐら)→尾鷲辻→中道の沢→駐車場  約10㎞
もちろん、私に合わせていただいて、ゆっくりペースで約5時間です。
でっ!ここですぐに疑問が・・・・

今回東大台ヶ原周遊コースを回る予定だったのですが・・・シオカラ谷吊橋を渡らないで、
大蛇嵓で引き返して尾鷲辻から、駐車場に帰るコース・・・これだと、約10㎞。シオカラ谷を通るルートで、約9.2㎞
えーーーーー!シオカラ谷吊橋をわたらないのに、
距離が長いのーーーーー!
ってどういう事?

すぐに、社長に言うと・・・「確かにこのルートでは、距離が長くなります。でも、シオカラ谷へは、200m程の高低差がある下り坂があり、吊橋を渡ってからも、また、200メートル程の階段を登らないといけません。尾鷲辻から、駐車場までの道のりは、ほぼ平坦な道で帰れるため、今回は、初心者の方もおられるので、、シオカラ谷ルートを外したんです。」と言われました。
さすが、大台ケ原の主と言われる我が会長の息子さんです!

という事で、駐車場に到着。まずは、大台ケ原ビジターセンターで大台ケ原の自然について、
展示ブースなどを見学。



その後、みんなで、軽いストレッチをします。普段使わない筋肉を使うので、
トレッキングの前のストレッチはとても大切だそうです。

さあ!準備OK。いざ、大台ケ原に入山です。

という時に、また、社長から一言
「大丈夫その靴で!」やっぱり駄目ですか!デッキシューズは・・・・
と思いきや、社長の指は会長をさしていました。会長の靴は・・・・・サンダル・・・・・。
えっーーーーーー!サンダルーーーーーーー!
ちなみに、片手には、お弁当が入ったコンビニ袋のみ・・・・・。

なんと、会長は、素足にサンダルだったんです!やっぱり、大台ケ原の主と言われるほど、
大台ケ原を知り尽くしている会長クラスになると、サンダルで入山するんや!リュックもいらんねんや!
っとビックリしていると・・・・
「いやいや、履き替えるでえ。」・・・・・。車の中から、運動靴を取り出して、履き替えていました。
みんな、登山用の靴に登山用の服、そして、リュックを背負う中、
会長は、普段のままのスタイルで運動靴にコンビニ袋・・・・・。会長の器の大きさを、改めて、感じました。
入山してからもまた、その大きさにビックリする私なのですが・・・・・。

また次回この続きは、報告させて頂きます。






  


Posted by yuna at 14:20Comments(0)

2011年05月13日

Vintageリフォーム  

Vintageリフォーム(水廻り編)


引き続き、O様邸のご紹介です。
今回は、水廻りを紹介させて頂きます。ニコニコ

実は、今回の水廻りがO様邸で、一番のポイントとなるかもしれません。ちっ、ちっ、ちっ
というのも・・・O様邸の1階は、奥様の仕事場となるため、築50年の木造住宅2階部分に
生活空間の全てを含まなければなりません。その広さ36㎡。
この限られた空間の中に、キッチン・お風呂・洗面所・トイレの水廻りを新設し、また
狭さを感じさせない設計が必要でした。そのポイントとなるのが、階段位置の変更と水廻りスペースです。

生活同線の配慮もありますが、水廻りスペースをひとつにまとめることで、無駄なスペースを排除して
LDKと寝室の広さを確保させました。

その水廻りの中で、O様とコラボレーションさせていただいた洗面所を一番に紹介させて頂きます花

 

洗面所は、リビングの一部になっている為、大きな鏡は、取り付けませんでした。
そして、この手描きで焼いたおしゃれな洗面ボールは、O様の作品ですメロメロ
正面のタイルは、アンティークタイルを貼ってます。カランやタオル掛けは、O様が見つけていただいた
品物を取り付けています。

ユニットバス(TOTO1216)


キッチン(クリナップ:ラクエラ)




りんごキッチン前のタイルはイナックス。既製の吊戸棚は使用せず、造作した小さめの戸棚を
取り付けています。カウンターテーブル兼ダイニングテーブルのキッチン側は、収納スペースとなっており、
O様仕様に、細かく仕分けしています。ガスコンロは、ガラストップでお手入れも簡単です。ガスコンロの横
(キッチン奥)に、光と風の道を確保するために、新しく窓を作りました。防犯性を考慮して、ジャロジータイプの窓にしています。



トイレも、天井・壁ともに、漆喰です。床は、リビング同様無垢の床板うづくり仕様(うづくり・・・とは、木の年輪を加工によって立体的に浮きだたせて、木材の魅力を見た目や感触で味わえます。)
便器は、TOTO ネオレスト。ペーパーホルダー・タオル掛けはアンティーク。



このように、50年前の小屋組みを生かした空間に、最新の設備機器を取り入れて、
古さの中にも新しさがある、独特の雰囲気を醸し出すVintageリフォームが完成しました。
また、これからも、Vintageリフォームの施工事例を紹介させて頂きます。
よろしくお願いします。ニコニコ




  


Posted by yuna at 16:19Comments(0)

2011年05月06日

Vintageリフォーム

Vintageリフォーム

前回に引き継き・・・O様邸を紹介させていただきます。
前回はLDKを紹介させていただいたので、今回は、寝室です。ちっ、ちっ、ちっ

↓寝室

            ↓
Before

カナヅチもともとは、物置部屋として使われていた船底天井で、天井高も2200㎜の部屋を、寝室にしました。寝室は、アルプスの少女ハイジの屋根裏部屋をイメージして、リビングとは
対象的に、少しダークにプランニング。天井が低いというデメリットを、メリットに考えて、低い天井が、安心感を生み、なかなか居心地の良い空間となりました。部屋を横切っていた梁は、切断し、上部に梁補強をしています。リビングとの間仕切り壁同様に『R』の加工を施して、温かみを演出しています。また、LDKと面した場所に、お仕事をされているお忙しい奥様と旦那様共有での書斎スペースを設けました。O様に住み心地をお聞きした時に、どこにいても、家族の気配を感じることができて、とても重宝しています。とおっしゃって下さいました。



           




















                                             ↓
                                  Before



さくらんぼ寝室とLDKとの間の間仕切りは、構造上抜くことのできない柱があったため、その柱を漆喰で塗り、そのまま壁とはせず。圧迫感と空間の広がりを得るために、特徴のある『R』のついたオープンな間仕切りにしました。







きのこ2階段の上部空間です。漆喰におおわれた空間と古材を電球の暖かい光が雰囲気を上質なものに変えてくれています。















   壁・天井: 漆喰
   床: 無垢材ウォールナット (無塗装)
   建具: すべてオーダー品


 次回は、水廻りを紹介させて頂きますスマイル  


Posted by yuna at 17:57Comments(0)

2011年05月02日

Vintageリフォーム

Vintageリフォーム

Vintage・・・・・辞書で調べると、ワインにおいてワインを作る工程を表すことがもともとの意味らしい。
その他にも、優良な・・・上等の・・・最盛期の・・・時代ものの・・・古くさい・・・時代遅れの・・・・
さまざまな意味がある。
私達が考える「Vintage」とは、『古き良きもの』という事が、一言で言えば一番近いでしょうか・・・

古民家のお仕事をさせて頂いているうちに、古いだけで、現在よりずっと合理的だったり、
地球にやさしい構造や理にかなった建て方をしている事、
そして昔の人たちの住まう知恵など・・・いつも感心させられていました。
古くたって、今よりはるかに性能や質が良いものがたくさんあります。
『ほんもの』って、きっと・・・いつの時代でも、生き続けられるものだと・・・思うんですスマイル
古き良きものを、現代に活かしたい・・・・・未来につなげ、残したい・・・・・
という想いをリフォームに取り入れたいとずっと考えていました。
そんな想いがカタチになったのが、Vintageリフォームです。

そして・・・Vintageリフォームで大切に思っていることは・・・・『空気感』 
その場の空気が落ち着いていて、居心地の良い・・・・・
なぜか、新しいのに懐かしく・・・あたたかく感じながらも、ほんものの質が醸し出す空気が漂う空間。
そんな、古き良き物を取り入れた空気感のあるリフォームを目指したくて、
Vintageリフォームを河原工房でプランニングしました。

少し・・・紹介させてください赤面

西宮市 O様邸
家族構成:30代のご夫婦
リフォーム部位:木造2階建ての2階部分全面(水廻り新設)
住宅形態:木造2階建て 戸建住宅
築年数:50年
リフォーム面積:36㎡
 
                  ↓
Before

カナヅチ天井を解体中に顔を出した、小屋組の屋根・・・。
この小屋組は、このお家が建てられから、変わることなく支えてきてくれた小屋組・・・。天井に蓋することをやめ、見せるようにしまいました。補強のために新たに梁をいれましましたが、古材の持つ雰囲気を損なわせないためにエイジング(新材を古く見せるための技術加工)しています。狭い空間だったLDKが、縦の広がりを得たことで、広く感じるようになりました。
ダイニングテーブルを兼ねたカウンターにも、床材と同じ『うずくり加工』にリボスのホワイトを塗装して、一体感を出すようにしました。


                  ↓
Before

カナヅチ収納スペースの扉は、引き戸に。天井まで収納スペースを取らず、あえて空間のあるスペースに。ここでも、空間を広げる演出をしています。カウンターのキッチン側は、お客様のお手持ちの道具やモノをすべて採寸させていただいて、収納できるようにプランしました。LDE照明を採用しています。

床材:パイン 無垢材 うずくり加工 ・塗装リボス
天井・壁:漆喰
建具:全て、オーダー品(正面ブルーのガラスは、アンティークガラス)

クローバー今回は、LDKを紹介させていただきました。
LDKは、明るいイメージにしたいというお客様のご要望もあり、ナチュラルな白を基調としています。
次回は、少し雰囲気の違う寝室を紹介させていただきます。きのこ1









  


Posted by yuna at 16:18Comments(0)くらし

2011年04月21日

ツリーハウス完成2!

ツリーハウス完成2!

先日、ツリーハウス完成披露パーティーの様子を、お伝えしましたがスマイル
今回は、ツリーハウスの中を紹介させていただきますチョキ



横に、「まっくろくろすけ」みたいなのが、写ってしまってますが・・・すみません。
これは、私です赤面
出入り口のドアのイメージも紹介したかったので・・・・。

入口のドアは、こんな感じです↓

小さいのですが、普通のドアと同じ仕様で全てうちの大工が作りました。
ペイントは、リボスで仕上げています。ドア横についているベルは、骨董品で・・・
当社の会長が、ゴソゴソと持ってきてくれました。
高い音ではないのですが、やさしい、ほっこりしたいい音色がします。
お聞かせできないのが残念です泣き

このドアを開けると・・・・・↓

シンボルツリーのケヤキの一部が顔をのぞかせています。
壁は、漆喰で仕上げています。
狭い空間ではありますが、窓から入ってくる日差しと壁の白でとても明るいんです晴れ




窓からの景色です。


窓枠も、凝って作りましたアセアセ

小さいツリーハウスですが、かなり作りこんで完成しました。
あの・・・クレーン車で、このケヤキが空を飛んでいたのが、懐かしく思い出されますニコニコ
先日、日頃からお世話になっております。K研究所のSさんがこのツリーハウスを見に来られました
ツリーハウスを見に来られていつも思うのですが…
テンションアップになるのは、子供より大人のみなさんなんですねニコニコ
 

Sさん・・・また、遊びに来てくださいね!  


Posted by yuna at 18:18Comments(0)

2011年04月18日

河原工房西宮店!

河原工房西宮店!

先日、ちょこっとお話させていただきました
河原工房 西宮店出店のお話ですが・・・
皆様から、どこに出店するのかとの問い合わせを多く頂戴しましたので、
ここで、発表させて頂こうと思いますピカピカ

JR西宮の南側ロータリーを出て、歩くこと3分(私のゆっくり歩きです)
2号線沿いの松原町に出店予定です!

現在は、↓こんな感じです。



中は、まだまだ解体が終わって、改装前です。





ただ今、プラン作成中キョロキョロ
いろんなプランが上がってますが、河原工房が得意とする
VINTAGEな雰囲気になると思います。

駅に近く、店舗前には「ニトリ」等ショッピングモールがあって、
なかなか便利な場所です。

さあ、これからが、勝負の時です!頑張ってMさんとプラン作成しなくては・・・。
出来上がり次第、またアップさせます。ウザギ

河原工房 西宮店ができるまで・・・・まだまだ、道のりは遠いです。ガーン  


Posted by yuna at 17:26Comments(2)

2011年04月12日

ツリーハウス完成!!!

オドロキツリーハウス完成!!!

度々、ブログで紹介させていただきましたツリーハウスがようやく、完成拍手
先日、そのツリーハウス完成披露パーティーを開催いたしましたニコニコ
ご近所の方々や、OBのお客様等総勢24名。穏やかな日差しの中、お披露目させていただきました。

当日は、社長の負傷!?もあり、多少のハプニングが
あったものの、みなさん楽しんでいただけたようですスマイル

でっ! どのようなツリーハウスが完成したかというと・・・・・





こんなツリーハウスが完成しました赤面
なかなかないでしょう この茅葺のツリーハウスオドロキ
ここでも、古民家部の影響がでてしまいました(笑)1畳足らずの広さですが、
中は、オール漆喰で仕上げで居心地はGOODです。
小さい窓から見える景色は、また違った場所のように感じます。
このツリーハウスは、河原工房の来月発行予定のいほり35号でも紹介していますので、
ご興味のある方は、河原工房のホームページにアクセスくださいねチョキ
ちなみに、5月中旬ごろには、アップされるかと思います。

←みなさん、上に上がって中を見学中ウザギ

←社長も嬉しそうでした花


←当日、サプライズゲストとして、
アンデス地方の民俗音楽のアーティストが演奏してくれました!すごく良かったですよメロメロ

小さいけれど、こだわりのあるツリーハウスとなりました。
実は、このツリーハウス・・・我が河原工房の社長が、先月生まれたばかりの御子息に・・・
という事で、建てられました。まだまだ、このツリーハウスで遊ぶ日がくるのは先になりそうですが、
社長の想いがたくさん詰まったこのツリーハウスで、遊んでくれることを思い浮かべると
何だか、暖かい気持ちになれました。きのこ1
  


Posted by yuna at 14:14Comments(2)

2011年04月01日

4月 旅立ちの春です。

4月 旅立ちの春です。

3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生しました。
仕事中に、船酔いのような気持ち悪さに、
もしかして・・・病気!って思っていると、事務所でH君が
「ゆれてますよ!」という声オドロキ
そのあと、あの凄まじい地震のニュースが、飛び込んできました。
今もなお、続く地震のニュース。関西にいる私でさえ、地震の不安を抱きながらの生活です。
被災地の方を思うと本当に胸が痛くなります。

耐震診断士が5人いる河原工房では、この地震発生以前から、巨大地震発生の危険性を
2年前の耐震セミナーでも、訴えてきました。
交通事故に遭遇する確率は、30年間で0.26%(H14年の交通事故件数を人口で割り、30倍した数値)
巨大地震に遭遇する確率は、宮城県沖地震で99% 東海地震で84% 南関東地震で70%
(いずれも、地震調査委員会発表 H16.8.23)

私にできる事、もちろん節電、買占めはしない等は当然の事ですが、
この仕事についている以上、地震に対する知識とできる対応策を、
皆様にお伝えしていく事だと思っています。これは、地震発生直後、
河原工房のスタッフ全員が集まり、みんなで話した事です。

被災地も、日本中が不安におおわれている中でも、春は訪れます。サクラ
河原工房にも、本日、新入社員が2名入社致しました。二人とも社会人1年生です。
どんなに苦しい時でも、辛い時でも、前を向いて頑張ってほしい!と思います。
少し、未来を感じる事ができた一日となりました。

そして・・・この秋には、待望の河原工房西宮店がオープン予定です。オープンまでの道のりもまた、紹介していきたいと思っています。
皆様、よろしくお願いしますきのこ1きのこ2きのこ3


↑大楠くん


↑植松さん






  


Posted by yuna at 17:46Comments(2)

2009年01月16日

高槻の京町屋

高槻の京町屋


ちょっと・・・うれしい報告ですニコニコ
昨年、高槻の安満(あま)にあります。京町屋を紹介させていただきました。
200年ほど前に京都から、高槻に移築されたとされていて、
京町屋の様式を色濃く残す、まさに遺構であると紹介させていただいたのですが・・・

ブログの中では・・・
その町屋も、残念ながら 解体される事が決まっています。と
書いていましたが・・・

な・な・なんと!(まだ・・・確定ではありませんが)復元できる可能性がでてきたんです拍手
会長と一緒にこの京町屋を勉強させていただこうという事でお伺いしていたのですが・・・
屋根裏を拝見させていただくと、『はまぐりちょうな』という中世には、消滅したであろうと
されている道具を使用した柱で組まれていたり・・・↓



据え連子に・・・↓



もしかして・・・もしかすると・・・高槻の古い瓦屋『天吉』の瓦かも・・・知れない?!
                    ↓


等々・・・古建築を高槻で語るには、いろんなすばらしい内容が詰め込まれている
この安満の町屋を、何とか残せないだろうか!という事をオーナー様にお話させていただいたのが
きっかけとなり・・・
今、高槻市の登録文化財を目指して動き出しています。、
高槻では、どうしても古墳がメインになっているようで、民家に関しては
市指定文化財の笹井邸だけなんです。
<市指定 有形文化財 旧笹井家住宅>
もちろん、もしも・・・この安満の町屋が登録文化財となれば・・・
高槻市での民家としての登録文化財 第一号となります。

この安満の町屋は、西国街道と関わりがあり・・・
最低でも、200年前に移築されています。200年前といえば・・・
江戸末期です。

この町屋には、ブログでは、少ししか紹介していませんが・・・
本当に古き良き、古建築の様式がたくさん詰まっています。
壊してしまえば、それでおしまいです。
復元する事はできません!
二度と同じモノは造れないのです!

また古民家には、使い回しの技術など、後世に伝えたいモノもたくさんあります。
そんな想いを、受け取って下さった、オーナー様に心から感謝です。
でも、喜んではいられません。まだまだ・・・可能性が出てきただけなので
どうなるかわかりませんが・・・

今は、この安満の町屋の特徴をまとめて、高槻市 教育指導課 文化財課に
提出する資料を、会長と作成しています。

古民家再生に向けて、また一つ動き出しましたスマイル
この 『安満の町屋』の経過は、ブログにて、古様式と共に
詳しく紹介していきたいと思っています。拍手

  


Posted by yuna at 16:48Comments(4)

2009年01月14日

2009 お初です。

2009 お初です。

新年あけまして・・・(かなりあけすぎてしましたが)おめでとうございます。スマイル
年末から年始にかけて長女が、肺炎で入院してしまい・・・
クリスマス・・・年の瀬・・・年明けと、ずーと病院で過ごすという
なかなか体験できない事を年末年始にかけて体験できました(笑)
病院でのお正月は・・・31日から徐々に人が少なくなっていき
元旦の病棟はとても静かだったのですが・・・
下の受付と緊急外来は人であふれかえっていたそうですキョロキョロ
ちなみに、その人ごみの中には 我が河原工房の営業主任『増原くん』もいたんですって・・・オドロキ
『増原くん』も今年の年末年始は・・・大変だったようです。

さらに・・・院内ではインフルエンザが発生し・・・感染はしなかったものの
感染している疑いがあるとして病室に監禁状態でした大泣き
24時間付添看病なので、下の娘ともほぼ2週間弱会えなかったのですが
その分、上の娘とはずーと一緒でしたニコニコ
下の娘が出来てから、彼女なりに我慢をしていたところもあり・・・
病気の状態ではありましたが、たくさんスキンシップがとれて
言葉は適切ではないかもしれませんが・・・せまーいベットで二人くっついて過ごす年の瀬もなかなか
良い思い出となりました。スマイル

そんなこんなで今年は毎年恒例のおせち料理をつくれず、あきらめていたら・・・
元旦は、病院の入院食になかなかりっぱなおせち料理がでてきて
ビックリしました。千代紙で作った紙のお重箱に入っていて(2段)見た目も
とてもきれいで、病院にいてもお正月気分を味わう事ができました花まるもちろん、お雑煮付きです。

長女は、点滴生活も長くなり・・・すっかり病院にもなれ・・・
気が付くと、自分の点滴に『点ちゃん』と名前をつけて、
「点ちゃんあそぼ!」って言いながら、めちゃくちゃ早いスピードで
自由自在に歩けるようになっていました(笑)



そんな年末年始となりましたが・・・皆様 今年もよろしくお願いいたします。








  


Posted by yuna at 15:16Comments(2)

2008年12月22日

船坂古民家再生プロジェクト

船坂古民家再生プロジェクト
船坂古民家再生プロジェクト

少し遅れてしまいましたが11月の活動報告です。

この日は 『土壁の段取り・・・壁下地』の作業を行いました。
天候も良く、少し肌寒くはありましたが、心地良い作業日となりましたスマイル



↓まずは、恒例の河原工房会長の古民家講座から・・・みんな真剣に聞いてくれていますキョロキョロ

 

ではでは 手順等を確認して作業開始ですカナヅチ

 

今回の作業は、壁下地・・・小舞壁の下地です。
材料は、竹と縄。 本当に女の子が多いのですが、働き度は女の子の方が上かもオドロキ
男子がんばれ力こぶ

 

 

下の方はまだいいのですが、上になってくると肩に痛みが・・・・。感じていたのは私だけガーン

 

↑はじめに、縦の竹を縄で縛って固定させていきます。
ここでのポイントは、竹(間渡し竹と言います)と竹の間隔を八分(約24㎜)にすることですちっ、ちっ、ちっ
そして、一定の方向に同じように縄をまわして固定させていきます。はじめは、みんなやっているうちに
わからなくなってきて、何度もやり返していましたが・・・コツをつかむとスムーズにこなしていけました。

 

次に、横を仕上げていきます。ここでも、縦と同じように竹の間隔は八分で仕上げていきます
出来上がると八分角になります。
作業は、壁を挟んで中と外に分かれ、二人ひと組で進めていきました。
何度もやりかえると縄が切れやすくなったり、そして、又新しい縄にかえてやり直したり、
次世代に残すものだから、みんな妥協せず、ひとつひとつ大切に作業を進めていきました。
そして・・・・・・↓

 

ようやく、壁の一面が出来上がりました。拍手

この作業でのポイントはもうひとつあります。
それは 『使用する竹を吟味する』という事です。
古い竹で、竹の一本の太さは直径一寸五分から二寸の竹の1/8が基本となっています。
古い竹と言っても、古すぎてもいけません。ちっ、ちっ、ちっ
五年程度の真竹で、11月に伐採したものがGOODgood
では・・・なぜ11月に伐採したものがいいかわかりますか?

答えは、樹液の流動が止まり、一年中で一番充実している次期だからです!
なので・・・この時期に伐採した竹が強くていいんですしょんぼり

作業をしていると、近くのおばあさんが私に「みんな若いのに、ようこんなやり方しってるなあ」と
話しかけてきてくれました。
おばあさんが小さい時は、家を建てるのも家族みんなで手伝って造っていたそうです。
このような小舞壁の下地は子供たちが担当で一日中させられていたそうですキョロキョロ
そう言って作業を見つめながら、少し懐かしそうにしばらく眺めておられました。

この活動も、二年になり、地域の住人の方々とも触れ合うことが出来てきました。
伝承することを目的に始まったこの活動ですが、それだけでなく人の繋がりを強く感じるように
なってきています。残す事、復元させる事が目的ではありますが
作業を進めていく過程で、学ぶ事が多いように思えます。
また、活動報告をさせていただきますニコニコ




  


Posted by yuna at 14:15Comments(0)

2008年12月15日

船坂古民家再生プロジェクト

船坂古民家再生プロジェクト

朗報の為、お久しぶりに西宮船坂の古民家再生プロジェクトの報告ですスマイル
ちょっと、振り返りますと・・・・
毎月第三日曜日(今月は14日でした)を活動日として、武庫川女子大学の学生と河原工房・古材問屋
そして、古民家を愛するボランティアの面々で、西宮の船坂にある今にも朽ち果てそうな
古民家を再生させよう!そして、伝統の技・工法を未来へ伝承させよう!という想いで取り組んでいる 
まったくもってのボランティア活動でございます。

この活動も動き始めて2年・・・・地道にでも確実に進めてきました。

その甲斐あってか・・・このたび、古材問屋さんが進めてくれていた
O企業からの補助金50万円がおりる事になりました拍手

茅葺き屋根の修復費を、どうやって捻出するか・・・本当に困っていたのですが・・・・
このような、ボランティア活動にも理解を示してくれたO企業には本当に感謝です。

寒い冬の活動となっていきますが・・・・みんな頑張っています。
応援よろしくお願いします。

また、同時にボランティアも募集しています。特に大工さん!
なかなか、伝統工法を身近に体験・習得できる事は少なく、本当に勉強になると思います。
是非!一度 体験してみてください。


問い合わせ→info@omoiokatachini.jp
        株式会社 河原工房  
         辻 由奈


次回は、今回の活動は、風邪のため、お休みさせていただきましたので・・・・
前回の活動内容を紹介させていただきますニコニコ


現在の西宮船坂の古民家の状態です↑↓


また、活動内容等は 『古民家族』のHPでも詳しく紹介しています。

  


Posted by yuna at 14:23Comments(4)

2008年12月09日

働くママは落ち込みます・・・

働くママは落ち込みます・・・


働くママも・・・そうでないママも・・・基本的にママは大変です泣き
そういうと・・・みんな大変だと思うのですが・・・
どうしても、自分だけが大変なように思ってしまう・・・

毎日、毎日仕事と家庭と子育てと・・・
どれも、完璧になんて、できなくて・・・

子供がいるから・・・・仕事してるから・・・
それぞれの立場から聞こえる声・・・
自分が選んだ事だから、頑張っているのだけれど・・・

ついつい・・・うまくいかないと・・・無意識に責任転嫁している自分がいます。

何のために、こんなに頑張っているのか・・・
何のために、自分は働いているのか・・・

だけど・・・今日も働くママは頑張ります!

落ち込む事だって、時には・・・かなりあるけど・・・
みんな・・・そうなのかなあ・・・


現場にて…。
  


Posted by yuna at 11:57Comments(6)

2008年11月25日

神戸異人館横の古民家

神戸異人館横の古民家
神戸異人館横の古民家

今日のお仕事は、神戸異人館の隣の通りにある『古民家』
の見積もりに行ってきましたダッシュ

見積もりといっても・・・買取ではなくて・・・古民家をリフォームして
販売するということで、その見積もりをするために、現場調査に行ってきました。

これが、その古民家です↓


なかなか趣のある佇まいをしていますスマイル
うーんいろいろ構想が浮かんでくる中・・・

さあ!中にはいるぞ!!!と思った瞬間

  『入れへん!』   

すんごい狭い家の路地を横ばいでまわり・・・ようやく中に入ったものの


   『暗っ!』

何とか、採寸するものの、床は穴だらけ・・・
『めちゃコワッ!』と声をだすと・・・
『その歳でもう怖いもんなんて、ないやろ!』っとひどいお言葉が・・・(笑)
そんな言葉にもめげず、採寸採寸・・・写真写真・・・。

暗すぎて、床下や骨組みが見えにくかったけど、見た目より、ちゃんと残っていて使えそうです。

二階に上がっていくと

   『危なっ!』
上がってすぐのところに、床に大きな穴が・・・


上にも穴が・・・



何とか、よけて、二階に上がると

『おお~!』
さすが、異人館横の古民家!神戸の雰囲気のある何ともいえないノスタルジックを感じれました。

そんな窓からの風景


さあ、この古民家どうプレゼンするか!
帰ってプランニングニコニコ

日々、きつい言葉にもめげず(笑)・・・
働くママは頑張っております力こぶ

帰り、駐車場までの道のりをちょこっと、異人館めぐりヒ・ミ・ツ
 





  


Posted by yuna at 14:37Comments(0)

2008年11月20日

ツリーハウスができるまで。

ツリーハウスができるまで。
ツリーハウスができるまで。

皆様、寒さも本格的に厳しさを増してきましたが、体調は大丈夫でしょうか?
私は、絶対に風邪などひくまい!と気力で頑張ってきましたが・・・・
とうとう、ひいてしまいましたガーンダウンです泣き

前回では『ケヤキ』がオーナー宅まで、到着した様子を紹介しました。
今回は、移植の様子を紹介させていただきます。

ツリーハウスをつくる場所は、オーナー宅の庭なんですが・・・・『ケヤキ』が大きいので、
玄関を通っての搬入はできず・・・また、露地からも搬入できず・・・
今回は・・・なんと・・・50トンクレーン車を使って、『ケヤキ』を吊り上げて、搬入する事になりました。
その様子がこの写真です↓


まるで・・・木が飛んでいるようでしょう(笑)では、吊元はどんなんかといいますと・・・


やってきました!50トンクレーン車近くで見ると、なかなかの迫力ですオドロキ

丁寧にゆっくりと慎重に吊り上げていきます。








さあ!家を越えていきますプンッ


下では、『ケヤキ』の到着を準備万端でまってます。


着陸場所はここです↓


ここでのポイントはちっ、ちっ、ちっ
あまり深く掘らないことです。
何回も言いますが、木は生きていますから、深く植えると窒息してしまうんですしょんぼり
植え込みが、せめて元あった場所の地盤面より、一緒か・・・
絶対に少し上に設定してやらないといけないんです。

今回は、それを考えて掘りましたが・・・ちょっと深すぎたので、
あとで調整しました赤面









移植をするにあたって、2つ目のポイントは・・・
木の向きを考えるという事です。
枝は南に向って生えていることが多く、その反対に樹芯は、北によっていきます。
この北と南の向きを反対にしてやることで、木のバランスがよくなるんです。
また樹芯を南に向けることで、更に樹木の活性化を促してやることができますニコニコ
これは、自然界では絶対にできない事で、人間が手を加えるからこそできることなんです。

で・・・向きを調整して、着陸です↓


さて、今回最後のポイントは・・・
土を戻していく時は、十分に水を交ぜながら植える ことですちっ、ちっ、ちっ

この写真でも、わかるように、ホースで水を交ぜながら土をかぶせてきます。
これは、簡単に言いますと・・・掘り起こすと、土の断層を切ってしまいます。
それを水を加えて土を軟らかくし、以前の断層とくっつきやすくするためです。
まわりの土と馴染ませる為・・・と言った方がいいかなしょんぼり

そして・・・↓

移植の終了です拍手
なかなかいい立ち姿でしょうニコニコ

まだ、まだ、『ツリーハウスができるまで』・・・続きます。お楽しみに・・・・・ひつじ













  


Posted by yuna at 15:53Comments(0)

2008年11月14日

ツリーハウスができるまで

ツリーハウスができるまで
ツリーハウスができるまで



やっきました!とうとう現場に『ケヤキ』ちゃんが・・・・・メロメロ
お天気もよくて、本当によかったです晴れ

その到着写真が↓です            これが元の写真↓





ここまで、到着する過程をちょっとご紹介(写真がなくてごめんなさい・・・とる暇がなくてガーン
元あった場所から、根を掘り起こすんですが、ここで重要なのが
根切りです。もちろん生きている木ですから、切り口は決してちぎったり無理やり折ったりぜずに
できるだけ、きれいに切って、すぐに切り口の傷を消毒してあげます。
無理にちぎったりすると、皮がむけたりして、木のダメージがすごく大きくなります大泣き

この時に切った根のバランスを考えて、上の枝葉もカットしていきます。
この時も根と同様にきれいにカットして消毒をします。

では、なぜ・・・根と枝葉のバランスを考えてカットするかといいますと・・・・キョロキョロ
運搬しやすいように!っと言うことでもなくて・・・プンッ
またまた、見栄えよくする為に・・・でもありません。

で・・・その答えは・・・・・

このような大きな樹木を移植する場合、どうしても根を切ることになります。
残った根が吸い上げられる水と蒸散する水のバランスを考慮しないといけないからです。

今、存在している樹木はすべて、ギリギリの計算で生きているんです。
余計なものの蓄積・・・人間でいうと、万が一の時の為にストックしておく・・・
ということがないんですねちっ、ちっ、ちっ

今ある根に対して、その根から水を供給し、その水だけで、補えるだけの枝葉しか存在しないのです。
だから、今回のように、どうしても根を切ってしまわないといけないような場合は、
カットして残った根だけで、供給することのできるで、補えるだけの枝葉にカットしてやらないと、
枝葉に対して水の量が足りなくなってしまい、枯れてしまうのですしょんぼり

と言うことで、そのバランスを考慮した結果このようなスタイルになった訳ですスマイル
それから、根の部分をビニールで囲っているのにも理由があります。
土が落ちにくいように!!!ではありませんよクレイジー
これは、根の保護と根を乾かさないようにしているんです。
樹木は一度でも、水を切らしてしまうと、あとから、何度水をやっても再生しません。

そんな手順を踏んで・・・ようやく、この『ケヤキ』ちゃんが到着したわけです。

次回は、この到着した『ケヤキ』ちゃんが空に舞う姿を紹介します。



  


Posted by yuna at 12:38Comments(0)

2008年11月12日

ツリーハウスができるまで。

ツリーハウスができるまで。
ツリーハウスができるまで。

本来、その場所に存在する木を使ってツリーハウスはできていくのですが・・・
前回ご紹介させていただきましたお宅には・・・・
ツリーハウスを造るにも、木がありませんでした。


なので、まずは、ツリーハウスを造るための主となる木を植えなくてはいけません

という事で、はじめのお仕事としては、木探しから始まりました。

まずは、どんな木にするのかという、木の選択!
単に、木を植える・・・といっても、ツリーハウスを造るわけですから、
ツリーハウスを造れるある程度の大きさと成長した樹木が必要です。

その他に、オーナー様の好みも考慮しないといけないですし・・・
その樹木が、その場所に立ち姿が馴染むこと・・・
そして、なにより・・・その場所で元気に根付いて成長してくれる樹木
でなくてはいけません。

これが一番大切で、また・・・一番大変な事かもしれません。
木が持つ特性だけでなく、その木が根付けるように、環境も整えてあげる事が大切なんですちっ、ちっ、ちっ

とっいうことで・・・いくつもの条件をクリアした木が、前回紹介しました
この木なんです↓



この木は『ケヤキ』です。
『ケヤキ』とはキョロキョロ日本を代表する
広葉樹(葉が広く平らなモノ)で、病虫害にも強いとされています。
楡(ニレ)科に属し・・・学名 「Zelkova serrata」と言います。
だいたいは、10M前後の高さまで成長しますが、成長も早く、高いものでは30Mぐらいまで
成長するそうですオドロキ
写真でみていただいてもわかると思いますが・・・
放射状に広がり、優美な曲線を描く枝葉の樹姿がとても美しい樹木です。

『ケヤキ』は、春・夏・秋・冬と四季折々の表情があり、秋の紅葉も素敵ですが・・・
私は、新緑の季節の何ともかわいらしい黄緑色の『ケヤキ』が大好きですハート

ちなみに、この『ケヤキ』・・・・材としても優秀で
硬く、木目も美しい上に湿気にもよく耐えるため、家具や建築材としても
よく使われています。

そして・・・この『ケヤキ』ちゃんを、オーナー様宅まで持ってこないといけません大泣き

その様子は次回・・・・お楽しみにしていて下さいねひつじ







  


Posted by yuna at 10:01Comments(2)

2008年11月11日

ツリーハウス

ーハウス
ーハウス

ずーと古民家ばかりを、主に紹介させていただいていましたが・・・・・

今回は・・・只今・・・着工中のツリーハウスを

『ツリーハウスができるまで』と題しまして、ご紹介させていただきますニコニコ

まず・・・『ツリーハウス』とは・・・・いろんな人が、いろんな定義を掲げておられますので、
ここでお話するのは、難しいですが・・・・泣き
基本的には、生きている木を土台ににして、造られた建築物といったところでしょうか?

 かくして今回ツリーハウスを建てる場所は・・・・
    ここです↓


まず・・・ここに、どんな『ツリーハウス』が建つ予定かと言いますと


↑こちらが、図案パースです。

それでは、次に実際どんな木を植えるのか!
じゃあ~ん↓この木です。



本来ツリーハウスの醍醐味は・・・その場に存在している生きている木に自由に建物を建てる。
生きている木を大黒柱として建てるHouseだからこそ、
自然の風・光・匂いを味わえるものだと考えています。
その為には木の個性を生かし、木にストレスをできる限り、与えないようにする努力も必要です。
だからと言って、木に建物を建てる訳ですから、建物の強度も考慮した工法でなくてはいけません。
木と人が共存して自然の恩恵を受けさせてもらう
そんな『ツリーハウス』ができるまでを、これからご紹介していきたいと思っていますスマイル






  


Posted by yuna at 10:01Comments(2)

2008年11月10日

高槻の京町屋 最終回

高槻の京町屋 最終回
高槻の京町屋 最終回


今回で高槻の京町屋の紹介は最終回となります泣き

最後にご紹介しますのが↓この写真。外観の写真です。


左側に縦格子のようなモノがずーとありますよねしょんぼり
これは 『据連子』すえれんじ・・・・と言います。
この写真では、わかりにくいのですが、実は・・・・この『据連子』
ちょど、クーラーの配管をラインにして右側と左側とでは、仕様が違うんです。ちっ、ちっ、ちっ

まず・・・向って左側に写っているのがのが、本来の『据連子』です。
その名前のとおり、はじめから取り付けられていて、
外せないようになっています。実際にアップで見てみますと・・・



↑このように始めから、はめ込んであるんですねしょんぼり
これは、この建物を建てる時(新築)にこの『据連子』を義務ずけられていた証拠になります。

では・・・なぜ・・・義務ずけられていたのか・・・・・
その答えはこの京町屋が建てられた、土地柄にあります。

最初にご紹介いたしましたが、この京町屋は 『西国街道』沿いにあります。

昔は参勤交代など・・・お殿様や大名が通る道だった訳ですキョロキョロ

これまた、余談ですが・・・・高槻の初代藩主は、 『永井 直清』 
時は1649年に初めて高槻城に入った方です。
幼い頃から、徳川秀忠に仕え、幕府からの信頼も厚く、大阪夏の陣でも活躍した人物です。
その後永井家が13代・・・約220年の間高槻藩主として君臨していたのですちっ、ちっ、ちっ

もうおわかりですよね・・・藩主が横行する道沿いだった為、身分の低い者から
藩主が見下されるのを嫌い、幕府が命令して取り付けさせたらしいです!

当時かごの位置は低かったから、『据連子』を取り付けさせて中の様子を遮り、
見ていないような錯覚をもたせる為に義務づけられたんでしょうねしょんぼり

その事を物語るように・・・この京町屋が建てられている街並みには、
今もその名残を残した『据連子』がある民家がいくつか見られます。

ちなみに、この写真は右側部分のアップです。後から取り付けたのがわかりますか?


↑取り外しができるようになっていますよね!

『据連子』は取り外しができないようになっているんですちっ、ちっ、ちっ
この事から、強制的に義務ずけられたという事が理解できます。

そして、この京町屋ですが、オーナー様のお話によると・・・
当時、建物が立派すぎて、建築時に、永井城主からクレームがきたんですってオドロキ

それぐらい、当時としても価値のある建築物だったと言えます。
そんな価値と歴史のある今回、勉強させて頂いた京町屋ですが・・・・・
残念なことに、時代の流れでこの古民家も、解体が決まっているそうです大泣き

こういった歴史や技術、工法など学べることがたくさんあって、
後世に伝えていきたいモノが・・・ドンドン壊されていきます。
これも・・・古民家の悲しい現実です。





  


Posted by yuna at 12:36Comments(0)