2007年09月10日
古民家再生『建具』
今回は、『建具』についてお話します。
古民家での『建具』は消耗品とみなす事が多く・・・
というのも・・・古民家は何代もの先祖が住み続けてきたもので、
当然、修復を繰り返してきているわけです。

土台や骨組みは建設当時のままであることが多いのですが
その点『建具』は、その時代によって換えてきています。
またまた、余談になりますが・・・
『建具』の原型は、「扉」です。
住まいの原型は、はるか昔の洞窟で、雨や、外敵から身を守る為に
入り口に防柵を作ったところから始まります

最古の建具とおもわれるのは、弥生時代にできた「扉」です。
これは、弥生時代に稲作の普及が盛んになり
それを、貯蔵するのに扉が作られたとされています。
当時の大工道具には、鉋や斧等しかなかった為
考えられないくらいの時間と労力を費やして扉をつくっていたんですよ!
それだけ、必要不可欠なものであったんですね

ちなみに、ふすま障子が誕生したのは、平安時代だそうです。
「障子」とは、間仕切り全部の総称で、
「障」は間をさえぎるの意味で「子」は小さいものや道具につけられる接尾語です。
話は戻りますが・・・
この現場の建具も、ほぼ新しいものが多く、
昔を思わせる『建具』はあまりありませんでしたが、
いくつか残っているものはそのまま補修して
使うようにしました。

しかし、修復していくにはやはり新しい材料を使用せざるえない時もあり、
古民家を再生していく上で、昔の色と合わず調和が取れなくなります
そんな時に使うツールがあります!・・・何だと思います

そ・れ・は・・・!その家についている『すす』なんです

新材をその家の色に合わせる為には、その家の『すす』が必要で
菜種油にその『すす』を調合して、新材に着色すると・・・・
違和感なくその家の色となじんでいきます。
なぜ、その家の『すす』でなければいけないのか?
その家についてきた「すす」や「ほこり」には、その家に住んできた人たちの
汚れって表現が正しいかどうかわかりませんが
付着しているからです。古民家を再生していく上で、最初に『すす』取りを行なうんですよ!
ちょっと、意外でしょ

Posted by yuna at 07:07│Comments(2)│TrackBack(0)
この記事へのトラックバックURL
http://omoiokatachini.osakazine.net/t59575
この記事へのコメント
すすのこと知りませんでした。
築120年の家のことどうするか思案中です。
築120年の家のことどうするか思案中です。
Posted by 元ベース弾き at 2007年09月13日 14:02
コメントありがとうございます。
まだまだ、古民家について勉強中ですが、
古民家に対する情熱は、アツ~く持っています。
また、河原工房の会長の古民家に対する知識と技術は
本当にすごいので、何かあれば、いつでもご相談くださいね!
古民家に興味を持っていただけるだけで、うれしいです。
まだまだ、古民家について勉強中ですが、
古民家に対する情熱は、アツ~く持っています。
また、河原工房の会長の古民家に対する知識と技術は
本当にすごいので、何かあれば、いつでもご相談くださいね!
古民家に興味を持っていただけるだけで、うれしいです。
Posted by yuna at 2007年09月14日 21:05

大阪ブログポータル オオサカジン








