2007年09月22日

古民家再生『床組』

今回の古民家再生は・・・『床組』を紹介します。

この古民家の復元・再生となった最大のポイントとなった箇所でもあります!オドロキ

ではなぜ?そうなったのかというと・・・
この古民家の床組は、『大床組』という伝統的工法をそのまま用いていたからです。



『大床組』とは、縄文・弥生時代から中世に入りかけた頃に出現されたとされています。
特徴は、根太が組まれず、大引が直接柱(大床)に差し込んで引っ張っているという
ところにありますしょんぼり

これは、『大床組』の模型ですウザギ

 

古民家の床組材(根太・大引・床束)には解体された古材を使用することが多くありました。
これは昔、木材がとても高くて高価なものだった為、近所で解体があると、それをもらってきて
保管し、自分が家を建てるときに使っていたんです。
以前にもお伝えしましたが、昔は見栄の社会だった為、人目にふれるような箇所(柱)とかには
新材を使用して、見えない部分には古材を使用するのが一般的でした。
これは単に、「見えないところだから古いものでいいや!」ということだけではなくて・・・
主に見えない部分とは、建物の骨組みあたる部分が多く、ここに古材を使用する方が
新材を使用するより、はるかに耐震性・耐久性にも優れており一石二鳥
という訳ですちっ、ちっ、ちっ

解体の時に古材が出てくることはよくありますが、このような中世の様式で約400年前の伝統的工法が
そのまま残っていることはとても珍しく、とても価値のあるものであり、
これは是非とも後世に残していきたい!!!

床をめくった時点でこの伝統的工法『大床組』が使用されていることに、すぐにわかった
河原工房の会長が、施主にこのことを熱意をもってお伝えしたところ
快く承諾していただき、復元・再生という事になったのです。

価値のある伝統的工法をまたひとつ後世に残せたことをうれしく思い
そして、それを理解したうえで承諾していただいた施主に本当に感謝いたします。ニコニコ


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