2007年11月22日
古民家再生Ⅱ 『連子塀(れんじべい)』
急に寒くなってきて、あっという間に冬になった感じですね
インフルエンザが例年にないくらい早い時期から出始めているらしいです。
上の娘が卵のアレルゲンを持っている為、インフルエンザの予防接種がうけれないので
この時期になると心配です。皆さんも気をつけてくださいね

今回の古民家再生は・・・『連子塀(れんじべい)』です。
この現場の古民家では、『土塀』、『木塀』、そして今回紹介します『連子塀』の三種類の塀を造作しました。
『連子塀』とは、連子を使った塀の事を言います。
『連子』とは・・・格子のことで、子柱が連なって成る事
からそう言われるようになったそうです
・・・・図Ⅰ参考(左)
古くから茶室の窓を『連子窓』と言うのは、これによるもので、
一番造り易く、イノシシ
や鹿から家屋を守った事により発すらしいです(日本書記参照)
イノシシに対応するには下が丈夫であることが必要とされ、
そして鹿には人の背丈より少し上の高さが必要。
この条件を満たす為の型が平安時代の初期には完成されていたとされています。
実際にはどんなスタイルかと言いますと
<高さ=1.9m 格子幅75㎜以下で屋根つき>です
又、耐久性ですが以外に持つもので、10年毎の手入れで一代(約30年)とされていますが
現在、これを真似して造ったとしても5年から10年までで朽果ててしまいます
その秘密を解析してみると・・・・
次の2つのことがあげられます。
①・・・古材(畑で使っていた支柱、稲木)を使用。細かい子柱が長持ちする
※古材ほど、腐らないし虫もつきにくい。
②・・・雨水が溜まらないですぐに乾く仕組みが決め手
図Ⅱ参考(右)

図が見にくくて申し訳ないです
が
図ⅡのA・・・柱を土に埋め込まず浮かせている(15㎜)
B・・・格子を支える下の部分の仕組みが水を溜めさせない。
※穴をあけたり突ぎ込みをするとそこから腐ってくる
C・・・塀全体で横に木を使っている。桁材のみカワラで保護している。
※木材は野ざらしの場合、横にするとすぐに腐ってしまいます。
立てにする事でなかなか腐らない事を充分知って利用している。
河原工房では上記の内容を理解した上で、『連子塀』の原型を古材を使用して再現しました。
昔のスタイルを真似て造作するのではなく、そのものの成り立ちから考えて再現する。
これは、確かな知識と技術がなくては再現できません。・・・ホントに、毎日が勉強ですf(。。:)
単に古民家風に真似たものならこんなにも労力はいらないのですが・・・・
それでは再現にならないし意味がない!!!
「現代に生かす郷愁の風情、守りたい日本の伝統美そして伝統技」
を後世に残し伝えたい!その想いと情熱を河原工房の会長をはじめ、私もですが、スタッフみんなが思っています。
そろそろこの古民家を紹介する部分も残り少なくなったきました
次回は・・・・『そま葺小屋』を紹介します
塀造作前
連子塀・木塀造作後
内側から見た連子塀

インフルエンザが例年にないくらい早い時期から出始めているらしいです。
上の娘が卵のアレルゲンを持っている為、インフルエンザの予防接種がうけれないので
この時期になると心配です。皆さんも気をつけてくださいね

今回の古民家再生は・・・『連子塀(れんじべい)』です。
この現場の古民家では、『土塀』、『木塀』、そして今回紹介します『連子塀』の三種類の塀を造作しました。
『連子塀』とは、連子を使った塀の事を言います。
『連子』とは・・・格子のことで、子柱が連なって成る事
からそう言われるようになったそうです
・・・・図Ⅰ参考(左)古くから茶室の窓を『連子窓』と言うのは、これによるもので、
一番造り易く、イノシシ
や鹿から家屋を守った事により発すらしいです(日本書記参照)イノシシに対応するには下が丈夫であることが必要とされ、
そして鹿には人の背丈より少し上の高さが必要。
この条件を満たす為の型が平安時代の初期には完成されていたとされています。
実際にはどんなスタイルかと言いますと

<高さ=1.9m 格子幅75㎜以下で屋根つき>です

又、耐久性ですが以外に持つもので、10年毎の手入れで一代(約30年)とされていますが

現在、これを真似して造ったとしても5年から10年までで朽果ててしまいます

その秘密を解析してみると・・・・
次の2つのことがあげられます。①・・・古材(畑で使っていた支柱、稲木)を使用。細かい子柱が長持ちする
※古材ほど、腐らないし虫もつきにくい。
②・・・雨水が溜まらないですぐに乾く仕組みが決め手
図Ⅱ参考(右)図が見にくくて申し訳ないです
が図ⅡのA・・・柱を土に埋め込まず浮かせている(15㎜)
B・・・格子を支える下の部分の仕組みが水を溜めさせない。
※穴をあけたり突ぎ込みをするとそこから腐ってくる
C・・・塀全体で横に木を使っている。桁材のみカワラで保護している。
※木材は野ざらしの場合、横にするとすぐに腐ってしまいます。
立てにする事でなかなか腐らない事を充分知って利用している。
河原工房では上記の内容を理解した上で、『連子塀』の原型を古材を使用して再現しました。
昔のスタイルを真似て造作するのではなく、そのものの成り立ちから考えて再現する。
これは、確かな知識と技術がなくては再現できません。・・・ホントに、毎日が勉強ですf(。。:)
単に古民家風に真似たものならこんなにも労力はいらないのですが・・・・
それでは再現にならないし意味がない!!!
「現代に生かす郷愁の風情、守りたい日本の伝統美そして伝統技」
を後世に残し伝えたい!その想いと情熱を河原工房の会長をはじめ、私もですが、スタッフみんなが思っています。
そろそろこの古民家を紹介する部分も残り少なくなったきました

次回は・・・・『そま葺小屋』を紹介します

塀造作前
連子塀・木塀造作後
内側から見た連子塀Posted by yuna at 09:01│Comments(5)│TrackBack(0)
この記事へのトラックバックURL
http://omoiokatachini.osakazine.net/t72575
この記事へのコメント
今回の古民家再生は・・・『連子塀(れんじべい)』。
ちょっと内容が難しかったので、何回も読ませていただきました。
解説が詳しく書かれてあったので、少しは理解できましたよ。
家の外側からでも内側からでも、とっても風情があって、心にじ~んと響くものがあったのは、河原工房さんのこだわりがあったからなんですね!!
「現代に生かす郷愁の風情、守りたい日本の伝統美そして伝統技」
感動・感動・感動・・・ヽ(^o^)丿
でも、家の敷地の端から端までは結構長い距離ですよね。
大変だったと思います!
お疲れ様でした~ (^^ゞ
ちょっと内容が難しかったので、何回も読ませていただきました。
解説が詳しく書かれてあったので、少しは理解できましたよ。
家の外側からでも内側からでも、とっても風情があって、心にじ~んと響くものがあったのは、河原工房さんのこだわりがあったからなんですね!!
「現代に生かす郷愁の風情、守りたい日本の伝統美そして伝統技」
感動・感動・感動・・・ヽ(^o^)丿
でも、家の敷地の端から端までは結構長い距離ですよね。
大変だったと思います!
お疲れ様でした~ (^^ゞ
Posted by チャイ. at 2007年11月22日 17:47
チャイ.さん
やっぱり、今回の『古民家再生』はわかりにくかったですか(。。;)?
私のまとめ方もいまいちで・・・・・すみませんm(_ _)m
なかなか、想いを文にするって難しいですよね。
私は、文才がないので・・・・これまた勉強です!!!
見にくいブログをいつも丁寧に見てくださっていて
本当に、うれしいです(*^o^*)
やっぱり、今回の『古民家再生』はわかりにくかったですか(。。;)?
私のまとめ方もいまいちで・・・・・すみませんm(_ _)m
なかなか、想いを文にするって難しいですよね。
私は、文才がないので・・・・これまた勉強です!!!
見にくいブログをいつも丁寧に見てくださっていて
本当に、うれしいです(*^o^*)
Posted by yuna at 2007年11月29日 08:40
すみません!
私の理解不足で。
yunaさんのわかりやすい説明は私の勉強になりますよ~
これからもいろいろと楽しみにしています。
私の理解不足で。
yunaさんのわかりやすい説明は私の勉強になりますよ~
これからもいろいろと楽しみにしています。
Posted by チャイ. at 2007年11月30日 08:40
長閑な里山らしい雰囲気が出て、いい感じですね。
今の時期だと餅つきなんかしていると、思わずのぞいてみたくなりますね!
老後はこんなところで暮らしたいですね!『^¥^』
今の時期だと餅つきなんかしていると、思わずのぞいてみたくなりますね!
老後はこんなところで暮らしたいですね!『^¥^』
Posted by kurohey
at 2007年12月02日 12:52
at 2007年12月02日 12:52チャイ.さん
とんでもないですよ!!!
こちらこそ、本当にもっとわかりやすく伝えたい!とおもっているんですが
今回は、自分でもまとめ方がいまいちだったと反省してるんですf(_ _;)
なので、チャイ.さんのご意見は私にとって、とても有難いものなんです!
今後も、率直なコメントを下さるとうれしいです。
これからもよろしくお願いします。
kuroheyさん
是非!!ご都合があえば・・・次回の土遊びに、参加してみてくださいね!
お正月のお餅つき!いいですね~!
企画してみます!
とんでもないですよ!!!
こちらこそ、本当にもっとわかりやすく伝えたい!とおもっているんですが
今回は、自分でもまとめ方がいまいちだったと反省してるんですf(_ _;)
なので、チャイ.さんのご意見は私にとって、とても有難いものなんです!
今後も、率直なコメントを下さるとうれしいです。
これからもよろしくお願いします。
kuroheyさん
是非!!ご都合があえば・・・次回の土遊びに、参加してみてくださいね!
お正月のお餅つき!いいですね~!
企画してみます!
Posted by yuna at 2007年12月03日 09:15


