2007年12月01日

古民家再生Ⅱ 『杣葺小屋』

『杣葺小屋』・・・『そまぶきこや』と読みます。
これまた、耳慣れない言葉ですよねしょんぼり

杣(そま)とは・・・木こりの事を言います。
「木こり」といっても今の人はわかるかしら・・・しょんぼり
木こりとは、山で木を切って生活していた人のことで・・・
その木こりの事を、 『杣人(そまびと)』 とも言います。

木こりの住む家の屋根の葺き方が、屋根の下地の上にヒノキの皮を敷き・・・
その上に板を置いて、石で重しをしておくだけの、いかにも簡単でシンプルな屋根なんですちっ、ちっ、ちっ
このような屋根の葺き方を『杣葺(そまぶき)』といい、その屋根を使用した小屋のことを
『杣葺小屋』と言いますスマイル


↑アルミサッシの窓を隠す為、前回紹介した連子壁と
同じ工法の連子(れんじ)窓格子を仕様。

上の写真は、この古民家の敷地に建てた『杣葺小屋』です。
昔話の絵本によく出てきそうな小屋でしょうニコニコ
この『杣葺小屋』の屋根は先ほど説明しました通り、簡単な構造なので、
修理もとても簡単なんです。しかも!!!これが、なかなか長持ちするというスグレモノなんですよオドロキ

では、なぜ?『杣葺小屋』を造ったのかというと・・・・
昔・・・この播磨の土地では『杣葺小屋』がたくさんあったという事。
この古民家再生でも何回も言っているキーワードなんですが・・オドロキ
『見栄はり』の人が多い中、見た目にも豪華ピカピカとは言いにくいこの『杣葺小屋』が
この土地によく造られていたということは・・・
見栄を張らない、この播磨の人柄がうかがえます。その特性も表現したくて造りましたカナヅチ

でっこの小屋の中はどうなっている事言いますと・・・・・

 

 

実は・・・この中は、トイレとお風呂になってますオドロキ
さすがにこれだけは・・・昔の再現とは、現代に住む上でいかず・・・・
水洗トイレにウォシュレットつきで、ユニットバスを使用しています(笑)

外は古建築仕様を忠実に再現し
中は現代的な住まいの機能を充実させた昔と現代が融合した小屋になっています。

昔はたくさんあった『杣葺小屋』・・・今ではこの土地にわずかに残る『杣葺小屋』を
施主宅に復元して未来へつなぐ・・・・そんな想いでこの『杣葺小屋』を
工法、仕様を忠実に再現しました。




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