大台ケ原トレッキング

yuna

2011年05月23日 18:05

大台ケ原トレッキング



引き続き、河原社長と行く大台ケ原バスツアー(下見)のお話です
大台ケ原東ルートスタートです
事務所を8:30に出発。大台ケ原の駐車場に到着したのが、11:30。約3時間かかりました。

実際に予定している時間より遅くなってしましましたが、大台ケ原登山口を12:00にスタート。

ちなみに、大台ケ原は、日本の屈指の雨が多い地帯らしいのです。
なぜ、多いのか知っていますか?
大台ヶ原は紀伊半島の南東に位置しており、熊野灘までわずか20キロメートル足らずの距離で、標高差1,500メートルの斜面を形成しています。 台風の時期には、太平洋の湿気をたくさん含んだ風が熊野灘からこの斜面を吹き上げられ、急速に冷やされて雲ができ、大雨を降らせるらしいのです。(吉野熊野国立公園 大台ケ原HPより)

社長からも、70%の確立で、雨の日が多いから、雨具だけは、絶対に忘れないように!と言われていたのですが・・・・・
この日は、晴天(暑いくらいでした。)
歩くことが極端に少ない私が、トレッキングに挑戦するという事に、大台ケ原の神様が、ちょっと・・・
助けてくれたのでしょうか

まずは、日出ヶ岳を目指します!日出ヶ岳は、大台ケ原で一番標高(1694.9m)が高い場所です
ちなみに、三重県最高峰。


何度もいいますが、今から大台ケ原の頂上を目指します。


日出ヶ岳の直前までは、
ゆるい、歩きやすい道が続きます。時折、大台ケ原の主、会長のガイド付きというとても贅沢なツアーです

歩き始めは、大体標高1000m。この1000mと言うのは、広葉樹と針葉樹が一緒に生息している場所なんです。

これから先、標高が上がっていくと、広葉樹は、見れなくなっていきます。
ちなみに、ここのヒノキは、原木だから、価値があると、会長は言います。



この幹は、トウヒです。トウヒは皮が甘いらしくシカやカモシカが、好んで食べるため、皮がはがれていくそうです。皮がはがれると、樹木の成長が悪くなります。
今では、保護するために、ネットが巻かれています。



さるのこしかけを発見!


尾鷲辻と日出ヶ岳の分かれ道。ここから、登りが続きます。とっこの地点で、会長が・・・・・・
何やら、地面を探り始めました。何をしているのかと聞くと・・・・・


昔、大台ケ原は、海底だったそうです。海底だったといっても、ピンとこないと思いますが、
一億数千年円前、大台ケ原は、海底にありました。大台ケ原は、ユーラシア大陸プレートと
海洋プレートのちょうど間の断層に位置しており、気が遠くなるような年月を経て、ユーラシアプレートの
下に、海洋プレートが沈み込み、隆起を繰り返し、数百万年前には、海から陸になっていたらしいです。
そのプレートの上に、『チャートや砂岩』があり、会長は、この『チャートや砂岩』を探していたようです。

『チャート』とは、海岸から数百メートル以上離れた外洋で、海に住む虫や珪藻などのプランクトンの殻が
集積してできた岩石で、『砂岩』は、砂粒が固まってできた岩石を言います。

この『チャートや砂岩』は、一億数千年前の大台ケ原が海底にあったという事を示す証になるものなんです。
そして、このチャートや砂岩の発掘により、大台ケ原が、数百万年前には、海から、陸になった
事を、調査研究で判明されています。

という事で、あわてて私達も、地面を探しますが・・・・・世紀の発見とは、行きませんでした


この階段を上がりきると、日出ヶ岳山頂です!


ようやく到着です。


山頂からの景色です。運が良ければ、富士山が見れるらしいのですが・・・・
なかなか見えませんでした。


みなさん、これは何だか知っていますか?三角点と言うそうです。
三角点は、山の標高の高さの基準となるものらしく・・・・「へえーーー!」と触っていると
それを動かすとえらいことになるから、触ったら、アカン!と怒られてしまいました。

日差しがきつかったのですが、風が通って、とても気持ちがよかったです。
なーんだ!なんとかなるな!と思っていたら、まだまだ、半分にも達していないという事。
そして、到着時刻は、説明を聞きながらで、13:00。「おなかがすいたな」と思わず、
口にしてしまうと・・・・・まだまだです!お弁当は、このさきで!・・・・・

この続きは、また次回。